事業開発室・(株)理研鼎業創薬・医療技術テーマおよび
プロジェクト成果の実用化に向けた提携

株式会社理研鼎業との連携

創薬・医療技術基盤プログラムは、理化学研究所内外の基礎研究で培われた創薬シーズを発掘し、理研の各センター等に設置された創薬・技術基盤ユニットを活用してリード化合物の最適化を図り、開発候補化合物を選定し、臨床開発への準備を進めます。また、細胞再生医療プロジェクトにおいては臨床開発を目指した支援を行っています。製品候補品は実用化に向けて企業または医療機関等に導出することを目標としています。

図1 アライアンス・提携・連携

当プログラムでは、創薬テーマ・プロジェクトのパートナー企業を随時募集しています。事業開発室は株式会社理研鼎業との連携のもと、当プログラムが推進する創薬テーマ・プロジェクトについて、企業や大学、外部研究機関との共同研究やライセンシング等のアライアンス部分を担当しています。

創薬テーマ・プロジェクト(パイプライン表)にご関心をお持ちいただいた場合には、まずは公開情報をご紹介します。また、更にご検討頂ける場合には、秘密保持契約を締結の上で非公開情報を開示させていただきます。提携形態としては、知的財産権の実施権許諾契約タイプ、パートナー企業と一緒に研究開発を進めていく共同研究開発契約タイプなどがあります。その他、ご要望について検討も可能です。

図2 アライアンス・提携・連携の流れ

株式会社理研鼎業とは

科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律等の定めるところにより理研の全額出資を受け、2019年9月5日に設立されました。理研鼎業は理研からの業務委託のもと、理研と密に連携・協業し、研究成果をいち早く社会的価値に還元し、日本のイノベーション創出に貢献します。 詳細は理研鼎業ホームページをご参照ください。

これまでの主な提携案件

人工アジュバントベクター細胞(aAVC)プロジェクト
~新規多機能性がんワクチン~

自然免疫と獲得免疫の両方を誘導する新たながん免疫療法のプラットフォームを開発。白血病を対象とした医師主導治験を実施中。アステラス製薬とがん領域の特定の抗原を対象としたライセンス契約を締結。

プロジェクトリーダー: 藤井眞一郎

図3 aAVC 療法のメカニズム(in vivoにおける生体内樹状細胞の利用)

iPS細胞由来NKT細胞によるがん治療プロジェクト

強い抗腫瘍活性を有するTリンパ球であるNKT細胞について、iPS 細胞技術を活用して増幅・誘導する技術を開発。2020年より千葉大学において頭頸部腫瘍を標的とした医師主導治験を開始。

プロジェクトリーダー: 古関明彦

図4 医師主導治験概要

網膜変性症治療プロジェクト

網膜の視細胞が変性する遺伝性疾患に対して、iPS細胞由来網膜組織を移植することにより、網膜機能を再生する治療法開発を目指す。2020年より神戸市立神戸アイセンター病院において臨床研究を開始。

プロジェクトリーダー: 万代道子

図5 プロジェクト概要

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