環境データ

温暖化の防止

地球温暖化の原因となるCO2を少しでも減らそうと、私たちは省エネ創エネ活動に全力で取り組んでいます。

エネルギー使用量とCO2排出量

2011年度のエネルギー消費原単位でみると、計算科学研究機構を除く主要7事業所では前年度比9.5%の削減 を達成しており、着実に省エネルギー活動の効果が表れてきています。

理研のエネルギー使用量は、149,489kl(原油換算値)(前年度比:123%)、またCO2排出量は、225,322 (ton)(前年度比:126%)となりました。計算科学研究機構において、2011年度から京コンピューターの整備・調整を本格的に開始したことが、大きな要因として挙げられます。

(※主要7事業所:和光・筑波・播磨・横浜・神戸・仙台・名古屋)

理研のエネルギー使用量と二酸化炭素排出量の推移

夏季の各事業所の省エネへの取り組み

2011年夏、東京電力管内の大口需要家は電気事業法第27条に基づく使用制限により基準値から15%の電力使用削減を求められました。
東京電力管内の事業所の取り組みとして、和光事業所は独自に20%削減の目標を掲げ実行しました。筑波研究所・横浜研究所も15%の削減目標を達成しました。
東京電力管内(和光・筑波・横浜)のそれぞれの地区における現在の電力使用状況(ピーク値のグラフ)を所内HPに掲載し、さらに和光キャンパスでは棟別(28ヵ所)の電力使用状況(使用電力と受電電力)をHPに記載し、節電対策のための「見える化」を推進し、職員等の節電意識の高揚に努めました。 また西日本地域においても10%以上の節電を実施しました。

省エネルギーへの取り組み

熱源設備・変電設備・照明設備等の更新の際にはエネルギー消費効率のもっとも優れた製品を採用し、ファンやポンプなどにはインバーター制御を導入して、省エネルギー化に努めています。

  • 500RTのターボ冷凍機(神戸研究所)

    500RTのターボ冷凍機(神戸研究所)

  • ボイラー更新(筑波研究所)

    ボイラー更新(筑波研究所)

創エネルギーへの取り組み

太陽光パネル(和光研究所)
太陽光パネル(和光事業所)

新たに和光事業所へ3,000kWのコージェネレーションシステムの導入を決定、工事を開始したほか、30kWの太陽光発電設備を導入しました。

理研全体の年間太陽光発電量