計算科学研究機構|各事業所の環境トピックス

フラッパーゲートの運用調整などによるCO2削減への貢献

計算科学研究機構は、世界トップクラスの計算速度を持つスーパーコンピュータ「京(けい)」(平成23年6月、11月にスパコンの性能ランキングTOP500で連続世界一位を獲得)を運用するとともに、計算科学および計算機科学の研究を推進する拠点です。

計算科学研究機構の正面ロビーから入ると、展示コーナーはどなたでもご自由に見学できますが、そこから先の居室エリアへ入室するには、フラッパーゲートの通過が必要になります。このフラッパーゲートは、職員のIDカード(来訪者の場合は、来訪者カード)を照合することで、認識して自動開閉する、いわば自動セキュリティーゲートです。 通常は3台ある全てを運転しているのですが、昨年から特に電力が逼迫する夏・冬の期間、フラッパーゲートの1台を一定期間運用停止し、節電とCO2削減に努めています。わずか1台の停止ですが、このフラッパーゲートは職員のみならず、来訪者や視察者・見学者などが使用し、毎月5,000~10,000回も開閉しています。

  • 発生・再生科学総合研究センターA棟周辺

    運用停止中のフラッパーゲート

  • 清掃活動中に拾われたドングリ

    階段利用推奨のポスター

また、フラッパーゲートの運用調整のほか、エレベーターの利用を少なくすることでも節電とCO2削減へ貢献しています。各フロアのエレベーター横にはポスターを貼り、職員へ階段利用の推奨を呼びかけています。職員が利用するエレベーターは北側に2台、南側に1台ありますが、ポスターを見て階段に向かう職員を目にすることもあります。

どちらも節電への貢献度は決して大きくはありませんが、職員全員の目の見えるところで節電を行うことにより、職員の環境意識の醸成にも貢献しています。