理研サイエンスセミナー

科学をより身近に感じていただくために
文化人を招いたサイエンスセミナーを開催しています。

サイエンスセミナー
熱いトークを繰り広げる武田氏(左)と谷チームリーダー

 科学に興味はあるけれども、どうやってその世界に踏み込んだらいいのかわからないという知的好奇心の旺盛な人のための、新しい形のトークセッション「理研サイエンスセミナー」を開催しています。
 平成20年度は、六本木アカデミーヒルズ49スカイスタジオを会場に、独自の創作活動で知られる気鋭の若手書道家、武田双雲氏が、各分野の第一線で活躍している理化学研究所の研究者と2回シリーズで対談しました。
 2009年1月に開催された第1回セミナーでは、『創造の源泉〜生命に意識がやどる瞬間』をテーマに、脳科学者・谷淳チームリーダー(理研脳科学総合研究センター 動的認知行動研究チーム)が「ロボットにいろいろな動作を学習させて、無意識から意識が生まれる仕組み」を、引き続き3月に開催された第2回では、『あなたという奇跡〜生命の奏でる時間』をテーマに、生命科学者・上田泰己チームリーダー(理研発生・再生科学総合研究センター システムバイオロジー研究チーム)が「朝昼晩という1日のリズムを刻む体内時計と、春夏秋冬という季節のリズムを刻む体内カレンダーの制御」について紹介しました。会場は100名を超す来場者で満席となり、武田氏と研究者が繰り広げる熱いトークやパフォーマンスで大いに盛り上がりました。