強相関量子科学 / Quantum Science on Strong Correlation
研究成果
プレスリリース
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2010年度 プレスリリース 計 4 件
2010.10.18
酸化物界面において初めての分数量子Hall効果観測に成功
本プロジェクト東大社会連携講座・塚崎敦特任講師と本プロジェクトサブテーマリーダー 川崎雅司教授(東北大学原子分子材料科学高等研究機構教授)らは、 酸化物界面において初めて分数量子ホール効果の観測に成功しました。 ※図は分数量子ホール効果のイメージ図です。
プレスリリース詳細は以下をご覧下さい。
独立行政法人 科学技術振興機構(JST) プレスリリース:
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20101018/index.html
論文:
A. Tsukazaki, S. Akasaka, K. Nakahara, Y. Ohno, H. Ohno, D. Maryenko, A. Ohtomo, M. Kawasaki
“Observation of the fractional quantum Hall effect in an oxide”
Nature Materials, published online: Oct. 17
2010.07.16
世界で初めてマグノンのホール効果を観察
省電力型の電子回路への道を開く
本プロジェクト中心研究者 十倉 好紀 教授( 東京大学 大学院工学系研究科 ) と 小野瀬 佳文 講師らは、マグノンの進行方向が磁場によって曲げられる現象を起こす 「ホール効果」を世界で初めて観察しました。マグノンとは、磁性体中のスピン波を粒子として表したものです。
プレスリリース詳細は以下をご覧下さい。
独立行政法人 科学技術振興機構(JST) プレスリリース:
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20100716-2/index.html
論文:
Y. Onose, T. Ideue, H. Katsura, Y. Shiomi, N. Nagaosa, Y. Tokura
“Observation of the Magnon Hall Effect”
Science
329
, 297-299 (16 July 2010)
報道関係:
asahi.com 日刊工業新聞ニュース 掲載記事(7/16, 2010):
http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201007160005.html
2010.07.09
磁場印加で絶縁体から金属へ相転移するミクロなメカニズムを解明
相転移現象を利用した新原理のスイッチング素子やメモリーの実現に期待
本プロジェクト中心研究者・ 十倉 好紀 教授 ( 東京大学 大学院工学系研究科 ) と川崎 雅司教授(強相関デバイス研究チーム兼交差相関超構造研究チーム チームリーダー、東北大学原子分子材料科学高等研究機構教授)と中村優男研究員、米国スタンフォード大学のシェン教授(Z.-X. Shen教授)らは、相互作用により電荷が移動できない「電荷整列絶縁体」の代表的な物質の1つ、マンガン酸化物薄膜が、磁場を印加すると雪崩的に電子が動いて金属に相転移する様子を、走査型マイクロ波インピーダンス顕微鏡を用いて観察することに成功しました。
プレスリリース詳細は以下をご覧下さい。
理化学研究所 プレスリリース:
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2010/100709/detail.html
論文:
Keji Lai, Masao Nakamura, Worasom Kundhikanjana, Masashi Kawasaki, Yoshinori Tokura, Michael A. Kelly, Zhi-Xun Shen
“Mesoscopic Percolating Resistance Network in a Strained Manganite Thin Film”
Science
329
, 190–193 (9 July 2010)
報道関係:
日本経済新聞 電子版掲載記事(7/9, 2010):
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=255984&lindID=4
日刊工業新聞 電子版掲載記事(7/9, 2010):
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720100709eaag.html
2010.06.24
(6/17付)
世界で初めて「渦状スピン構造体:スキルミオン結晶」の直接観察に成功
本プロジェクト中心研究者・ 十倉 好紀 教授 ( 東京大学 大学院工学系研究科 ) とJST 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「十倉マルチフェロイックスプロジェクト」の 于 秀珍(ウ・シュウチン) 研究員らは、世界で初めて新スピン構造体(スキルミオン結晶注1))の直接観察に成功しました。
プレスリリース詳細は以下をご覧下さい。
独立行政法人 科学技術振興機構(JST) プレスリリース:
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20100617/index.html
論文:
X. Z. Yu, Y. Onose, N. Kanazawa, J. H. Park, J. H. Han, Y. Matsui, N. Nagaosa, and Y. Tokura “Real-space observation of a two-dimensional skyrmion crystal”
Nature 465, 901–904 (17 June 2010)
報道関連:
日本経済新聞 電子版(2010.06.17):
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=254095&lindID=4
マイナビニュース 掲載記事(2010.06.18):
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/06/18/034/index.html
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