理研トピック研究集会



第一回「格子上のChiral Fermionと行列模型の幾何学」

2003年4月26日(土)
「近年格子上のカイラルフェルミオンの研究が進み、それに関連して格子上での
超対称性にも興味が持たれている。そこからの一つの展開として、orbifolding
またはreductionによる行列模型と場の理論との関係等が、興味深いテーマの一つ
だと言える。Dijgraaf-Vafa conjectureなどの話題もある中、この方向性を今後
ひも理論や場の理論の基本的な問題の解明に結びつけるべく、講師それぞれ
の研究の側面からの講演とともに、全体像を見据えた議論を行った。」

講師および講演題目:(講演順、pdfファイルへのリンクあり)

 菊川芳夫氏(名古屋大)「Ginsparg-Wilson 関係式とカイラルゲージ理論のゲージ不変な構成」
 西村淳氏(KEK)「Deconstruction, lattice SUSY and noncommutative geometry」
川合光氏(京大/理研)  「Dijgraaf-Vafa conjectureとlarge-N reduction」