(国立研究開発法人理化学研究所)
柚木計算物性物理研究室
2026.8.31
江島聡博士(ドイツ航空宇宙センター)が当研究室を来訪
2026.3.12
量子コンピュータで磁化の規則的振動を観測
2026.3.9
新城研究員が2025年度理研梅峰賞を受賞
柚木主任研究員と白川上級研究員が2025年度理研栄峰賞を受賞
Research
1
量子コンピュータは、新しい非平衡量子相を“創り出す”実験プラットフォームになりつつあります。本研究では、量子回路を用いてこうした非平衡現象を実装・検証し、NISQ時代の量子デバイスを新奇量子相探索の舞台として活用する可能性を示します。
2
スピン・ゼーベック効果は、温度勾配によってスピン電流を生成することでスピン輸送を調べるための強力な手法を提供します。本研究では、有限温度テンソルネットワーク法を用いて、三角格子量子反強磁性体におけるスピン・ゼーベック効果を調べました。
3
多配置理論を用いて、強いレーザーパルス中におけるの時間依存の回転・振動・電子ダイナミクスをシミュレーションしました。より大きな分子の時間依存のrovibronicシミュレーションの可能性を開きます。
4
サイン二乗変形は、開放端を持つ系においてハミルトニアンのエネルギースケールを空間変調することで、周期境界条件下の状態を近似的に実現する手法です。本研究ではこの手法の性質を活用した、量子相転移における臨界現象を効率的に解析する新たな方法を提案しました。
5
本研究では、ハイゼンベルク模型の基底状態を特定の方策で部分系に分割し、部分系の状態に対する量子もつれの効果を数値的に解析しました。その結果、部分系の状態が、もつれの強さで定まる有効温度をもつ熱的状態でよく記述できることを見出しました。
Publications
Lukas Broers, Rong-Yang Sun, and Seiji Yunoki, “Scalable simulation of quantum many-body dynamics with OR-represented quantum algebra”, Phys. Rev. Applied 26, 024046 (2026).
Erik Lötstedt and Kaoru Yamanouchi, “Simulation of vibrational dynamics using qubits and qudits”, Phys. Rev. A 114, 022816 (2026).
Tomoya Hayata, Kazuya Shinjo, Kazuhiro Seki, and Seiji Yunoki, “Digital quantum simulation of many-body localization crossover in a disordered kicked Ising model”, npj Quantum Information (2026).
Yixuan Huang, Yuan Gao, Wei Li, Seiji Yunoki, and Sadamichi Maekawa, “Dissipationless dynamics of spin supersolid states in a spin-1/2 triangular antiferromagnet with impurities”, Phys. Rev. B 114, 074401 (2026).
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