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研究内容

公募研究

公募研究 08(平成24年度採択):
ダイヤモンドNV中心における量子情報の電気的制御に向けた研究

研究代表者/大阪大学基礎工学研究科物質創成専攻・准教授 水落 憲和

ダイヤモンド中の窒素‐空孔複合体(NV)中心は優れたスピン特性及び光学特性を有し、近年注目されている。特筆すべき点として、固体中のスピンにも関わらず優れたスピンコヒーレンス特性を持ち、室温においても光により単一スピンを検出・操作することが可能な点が挙げられる。これまで我々は、核スピンによる複数量子ビット化とその系における室温での量子もつれ生成の実証といった量子情報処理の実証研究を行っていた。更にこの優れた系を発展させるため、固体系であるという特徴を生かし、単一NV中心が量子インターフェースとしての役割を担えないかと考え研究を始めていた。本研究課題ではスピンの電気的制御に向けた研究を行う。具体的には室温における単一スピンの電気的量子操作、電子スピンの電気的検出、室温での電流注入単一光子発生素子の効率化といった課題に取り組む。

詳細は「論文/出版物」ページをご覧ください。