2024.09.05 撮影
我々、開拓研究本部・侯有機金属化学研究室及び環境資源科学研究センター・先進機能触媒研究グループのメンバーは、理研和光キャンパスの同じ研究室において、一体となって、「New Catalyst, New Reaction, New Material」というキーワードを掲げ、触媒化学に関する研究を推進しています。このキーワードには、新しい触媒(New Catalyst)の開発が従来不可能だった新反応(New Reaction)の開発につながり、更に新反応は従来にない画期的な特性をもつ新材料 (New Material) の創製に繋がるはずである、という信念がこめられています。私たちは、有機金属化学、錯体化学を基盤とし、各種金属元素の特徴を活かした革新的触媒の開発を進めます。また、それらを利用し、従来の触媒では実現困難な精密重合、有機合成反応など新反応の開発から新規機能性材料の創製まで一貫し、幅広い研究を展開し、「ものづくり」化学の課題に多方面から統合的に取り組みます。更に、分子触媒化学を基盤とし、窒素から温和な条件下でのアンモニア合成や含窒素有機化合物の合成、二酸化炭素を活用有機合成など省資源・活資源・省エネルギー型物質創製を追求します。