RIKEN Laser Technology Laboratory

指針

レーザー性能の向上とその周辺技術の発展は、 常に新しい物理領域や工学応用を開拓してきた。特に、近年の超短パルスレーザーの発生及び増幅技術の進歩は目覚ましく、高強度光電場と物質の相互作用に関 する研究が注目されている。当研究室では、この超短パルス高強度レーザーに関する技術の開発とその物質との相互作用の研究を基礎として、高次高調波による コヒーレント軟X線光源に関する研究を中心に、サブフェムト秒パルスの発生や新しい非線形光学現象の探索と解明に関する研究等を行っている。一方、フェム ト秒パルスレーザーによるマイクロ分析チップの作成や極短波長レーザーなどの新レーザー光源を利用した難加工材料や光学材料の新しいプロセシング技術も開 発している。

 

研究テーマ

1. 超短パルス高強度レーザーと物質の相互作用に関する研究

(1) フェムト秒高強度レーザーの開発に関する研究

(2) 超短パルス高強度レーザーと物質の相互作用に関する研究

27次高調波による金ターゲット上のアブレーションパターンのAFM画像。

2.コヒーレント軟X線の開発と応用に関する研究

(1) 高次高調波の発生に関する研究

(2) 軟X線レーザー域での非線形光学現象に関する研究

(3) アト秒パルスの発生と計測に関する研究

「モード分析されたアト秒パルス列の自己相関波系」

(4) コヒーレント軟X線の空間コヒーレンスの評価 


3. 短波長・短パルスレーザープロセシング

(1) 真空紫外-紫外多重波長励起プロセシングによるGaNの微細加工

(2) F2レーザーによる透明材料のアブレーション加工

(3) レーザー生成プラズマ支援アブレーションによる透明材料の微細加工

(4) フェムト秒レーザーによる感光性ガラスの3次元マイクロ加工


4. 蛍光タンパク質の多光子励起蛍光の制御に関する研究