本文へスキップ
 アト秒科学研究チーム            English
        理化学研究所 光量子工学研究センター  エクストリームフォトニクス研究領域

アト秒科学研究チームの紹介

 

 研究概要

近年のフェムト秒高強度レーザー技術の進展により、レーザー光子場強度が著しく増大するとともに光電場にして数サイクルの超高速パルスの発生やその位相制御も可能となりました。その結果、光と原子・分子の非線形相互作用に関する研究が飛躍的に進展し、高次高調波発生やクーロン爆発、高エネルギーX線・粒子の発生等の新しい研究領域が生まれてきました。高次高調波は、極端紫外から軟X線(XUV)領域において非線形光学現象を引き起こすことができるような強力なアト秒パルスを発生可能な唯一の光源です。一方、この高次高調波の発生自体が原子・分子内で起こるアト秒領域の超高速現象の観測を可能とする非常にユニークな物理現象でもあります。本チームでは、フェムト秒高強度レーザー技術を基盤として、高次高調波を用いた高強度なアト秒パルス光源を開発することにより、XUV領域における非線形光学および原子・分子のアト秒ダイナミクスに関する研究を推進し未踏の光科学領域を開拓します

 研究分野

レーザー物理学、非線形光学、量子エレクトロニクス

 キーワード

アト秒科学、コヒーレント軟X線、非線形光学、レーザープロセシング、多光子顕微鏡

 研究テーマ

  1. アト秒パルスの発生と計測
  2. 原子・分子のアト秒ダイナミクス
  3. XUV領域における非線形光学
  4. 軟X線による超高速イメージング




このページの先頭へ