本委員会の主要課題であるナノエレクトロニクスの分野では環境への負荷を考慮した低消費電力デバイスと分野融合による新機能発現が求められています。特に無機材料と有機材料の融合による機能発現やフレキシブルデバイスは今後の大きな発展が期待されています。今回の研究会では、身近な廃熱を利用してデバイスを動かすエネルギーハーベスティングの概念と目指す方向をご紹介していただき、必要とされるデバイスとその背景にある物理について各分野での専門家の方にご講演をいただくことにしました。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/suita.html (図中37-1)
13:00 竹内 敬治(株式会社 NTTデータ経営研究所)
「広がるエネルギーハーベスティング−必要になる多様な有機・無機デバイス−」
13:40 若山 裕(物質・材料研究機構 MANA ナノエレクトロニクス材料ユニット)
「MOS構造に分子を埋め込むことで実現する理想的な分子メモリ」
14:20 竹谷 純一(大阪大学 産業科学研究所)
「有機単結晶のトランジスタ」
15:00 休憩
15:10 平本 昌宏 (分子科学研研究所)
「有機太陽電池の再前線―無機の発想を有機に―」
15:50 石塚 尚吾(産業技術総合研究所)
「フレキシブル基板上のCIGS太陽電池とその応用」
16:30豊田 健治(パナソニック・先端技術研究所)
「計算科学による有機デバイスの電極界面の設計」
17:10但馬 敬介(東京大学)
「ナノ構造を用いたデバイス:無機材料と有機材料の接点」