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理化学研究所では2001年から10年にわたりVCADシステム研究プロジェクトを実施してきました。 |
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その目的はものづくりにおける設計、計測、画像処理、モデル化、シミュレーション、加工を統合した新しいシステムを開発することで、特にものの形状や構造などの複雑な計測データをモデルとし、それを用いて迅速に構造解析、流体解析などを行えるという特長を持ちます。 |
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その研究成果の上に、本年6月より、理化学研究所では、企業との融合連携という枠組みで、日本ユニシス・エクセリューションズ社と、ポリゴンモデルを中心とした、計測と設計、解析、加工を一つにつなぐ実用エンジニアリングシステムの研究を始めています。
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ポリゴンエンジニアリングは、計測から作られるポリゴンモデルを、曲面モデルにすることなくシステムとして利用する、すなわち、ポリゴンモデルを中心に、設計、解析、加工、計測が一つにつながる統合エンジニアリングシステムの世界を実現することを目的とします。ポリゴンエンジニアリングのメリットとしては、従来のエンジニアリングシステムにおける曲面演算の不安定さや、計算時間の長さ、データ交換の問題が解消されることが挙げられます。また、生体などの自然物も人工物と同じシステムで扱うことが可能になります。
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日本発のエンジニアリングシステムの実現により、製造業のエンジニアリング基盤の強化を図ると共に、医療などの分野の可能性を拓く新しい技術基盤を創り上げることを目標にしています。オールジャパンの取り組みとして、産業界、アカデミアを問わず広く皆様方と一緒にこの新しい分野を確立する事を目指しています。皆様のご参加をお待ちしております。
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2012年10月に同じ趣旨の理研シンポジウムを東京で開催しましたが、名古屋でのシンポジウム開催を、多くの方が望まれているため、名古屋でも開催することにいたしました。
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