多方向かつ段階的に進行する細胞分化における運命決定メカニズムの解明究領域略称:細胞運命制御
若手の会
若手の会報告
新学術領域研究では領域内の若手の研究者間の交流の機会をつくることが推奨されている。場所は今年5月31日に開催された班会議と同じで、軽井沢プリンスホテル。前回と違い、今回はいい天気だ。写真はホテルのすぐ近くの池。
若手のポスター発表や口演に加えて、シニアの研究者が自分の研究者としての経緯を紹介しつつ若者にメッセージを送るような話をするという試みがなされた。 北村先生と宮島先生のDNAXでの苦労話は、サイトカイン/サイトカインレセプターのクローニング競争の歴史の証人としての生々しい話で、おもしろかった。中西先生の話は、若い頃に興味をもった「老化」という現象をキーワードにしていかに研究を自分で切り開いてきたかという一貫性のある話で、若者にはいい勉強になったであろう。
今回はゲストとして須田先生に来て頂いた。須田先生の話は、須田研と中内研を渡り歩いた岩間先生の話とあわせて、biologyとしての日本の血液学の本流の歴史を垣間みることができた。
今回、公募班員の中の若手や、各ラボの若手研究者に声をかけ、若手20数名、総勢40名弱の会になった。とてもいい会だった。
懇親会のあと、部屋で遅く迄「情報交換会」を続けた。写真は伊川君が撮ってくれたもの。