生物情報基盤構築チーム, 理化学研究所


画像処理と生物学の分野融合を目指したワークショップ 2011


生物・医用画像: 共焦点レーザー顕微鏡・CT・MRI等








生物・医用画像: 共焦点レーザー顕微鏡・CT・MRI等


画像処理と生物学の分野融合を目指したワークショップ 2011

開催日時: 平成23年3月28日(月)東北関東大震災のため中止致します。

開催場所: 理化学研究所和光研究所 仁科ホール

開催趣旨:

 最近、生物科学分野では、現象を定量的に捉え、その原理を数理モデルによって解明する理論生物学や計算生物学が活発化しています。現在、このための定量データ取得や、解析法が必要とされています。この問題に対して、生命現象を画像として捉えるバイオイメージング技術が驚異的な勢いで発達し、3次元、4次元情報を取得する事が出来る様になってきました。これらの情報は単なる絵としてではなく、高次元空間における数値情報として捉えることが可能です。この問題に対して、国外ではBio-Image Infomaticsの分野が構築されつつあります。また、国内においては、生物学の研究者自ら画像処理技術を利用することが開始され、若手の生物学研究者が中心となって定量生物学の会が発足しています。
 これらの画像データを取り扱う事はけっして限定的な研究ではなく、今後の生命科学には欠かせないであろうファンダメンタルな問題となる事が予測されます。特に、顕微鏡による観察画像の自動定量化は、これまでの画像処理技術をそのまま応用するだけでは解析しきれません。それゆえ画像・情報処理の立場から見ても、新しい考え方やアルゴリズムが求められるチャレンジングで将来性がある新しい研究分野です。
 本ワークショップでは、情報処理の分野から生命現象の解明に迫る先進的な研究を推進されている先生方に講演いただき、最先端の情報処理技術を生命科学の研究者に紹介いただく事。これからこの分野に参加する先生方にどの様な研究課題があるのか、必要とされる技術は何であるのかについて議論いただく事。情報処理、生命科学の異分野の研究者が一堂に会して、新しい研究分野を切り開く為の研究コミュニティの形成を目的としています。
 皆様の本ワークショップへの御参加をお待ち致しております。


プログラム:

生物・医用画像を取り扱っている情報学・生物学研究者の方々の講演・研究発表を予定しておりましたが、東北関東大震災のため中止致します。今回のワークショップに関して、大勢の方に関心を持って頂いていることから、災害の影響が落ちついた早い時期に同様のワークショップを開催したいと考えております。今後のワークショップの予定は本HP、又は研究会情報にてお知らせ致します。