2009年3月末にX線自由電子レーザー(XFEL)施設の加速器棟と光源棟が完成しました。
XFEL施設の建屋全長は約700mですが、今回完成したのはその内約650mまでの部分である加速器棟と光源棟です。
建屋外壁は白地に赤いラインが引き立ち、屋内も白い壁と赤いドアのコントラストによって日本のカラー「ジャパンレッド」を意識したデザインになっています。
また、建屋のまわりには桜の木が植えられました。
約650mもの細長い建屋はかなり珍しく、その長さも一見の価値があります。
さらに、それほど長い床が±5mmの精度で平らに加工されているというのも、通常の建物では考えられない平坦性です。この床をさらに平らに磨き、加速管などの装置を並べていきます。
まだほとんど機器が設置されていない建屋を見られるのはほんのひととき。今年7月から来年にかけ次々と装置が設置される予定です。また、XFEL施設における最後の建屋である実験研究棟は来年5月に竣工予定です。
完成した建屋は4月26日に開催するSPring-8施設公開で初めて一般の方に公開します。ぜひお越しください。
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加速器棟の上流側から |
光源棟の下流側から |
加速器棟のトンネル (加速器などを設置する場所) |
加速器棟のクライストロンギャラリー (加速器に電力を送る装置が並ぶ場所) |
クライストロンギャラリーにて |
光源棟内 アンジュレータという 装置が並ぶ場所 |
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