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X線自由電子レーザー施設の建設が本格的にスタート


  

 6月からいよいよ本格的にX線自由電子レーザー(XFEL)施設の建設が始まりました。2010年度の完成予定です。工事期間中、近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけします。安全第一で進めて参りますので、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
  ここでは普段あまり目にすることのない、先端大型施設の建設風景をご紹介します。

 

地面に杭を打つため、巨大な穴を掘る機械が設置されています。XFEL建屋の下には約140本もの杭を打つ必要があります。

 

穴を掘る筒状の機具(ケーシングと呼ばれます)が取り付けられています。穴の深さは最長50メートルにもなるので、少し掘ったらケーシングも徐々に長さを継ぎ足していきます。

 

土を掘り出すシャベルがケーシングの中に入ろうとしています。このシャベルで何度も土を掘り出します。右下に寝かせて置いてあるのは、土を取り除いた後に入れる鉄筋です。

 

直径約1.6メートルの筒のまわりにはたくさんの刃がついています。この筒が回転しながら土を削って地中深くに入っていきます。

 

筒についていた刃。固い地盤では刃が負けてしまうことも。左の刃は尖った部分が磨り減り、真ん中の刃は取れてしまっています。刃の様子を見てまめに取り替えながら工事を進めます。

 工事の皆さんは巨大な杭打ちのプロフェッショナル。特殊重機とともに、千葉・埼玉から遠征して来てくれているそうです。現場近くに合宿して、雨や暑さにも負けず工事を進めてくれています。でも大きなクレーンがあるので、雷には注意を払っているそうです。
 今後、ライブカメラも設置する予定ですので、建設風景が逐次ご覧いただけるようになります。ご期待ください。